Windows v1.3.0

TMS-GREP

Everything Search のファイル名検索と、ファイル内検索を組み合わせた Windows 向け GUI 全文検索アプリです。

このアプリについて

Windows で「この名前のファイルの中から、この文字列を探す」を、コマンドを書かずに行いたいときに使います。Linux の findgrep を続けて実行するような作業を、1つの画面で完結させます。

ファイル名の絞り込みは Everything Search のインデックスを使い、ファイルの中身の検索は TMS-GREP 自身が行います。結果はハイライト付きの一覧で確認し、grep 互換や Markdown など複数の形式でコピーできます。

使う前に用意するもの

TMS-GREP 単体では検索できません。 Everything 本体と、コマンドライン版の es.exe が必要です。どちらも TMS-GREP には同梱していません。

  1. voidtools のダウンロードページから Everything をインストールし、起動してインデックスを作成します。
  2. 同じページから Command-line Interface(es.exe)を入手します。推奨は ES 1.1.0.30 x64 です。
  3. es.exe を PATH の通った場所か、例として C:\Program Files\Everything_CLI\ES-1.1.0.30.x64\ へ置きます。
  4. Everything を起動した状態で TMS-GREP を開きます。多くの場合は自動検出されます。
  5. 見つからないときは、画面上部の警告に従い、設定から es.exe のパスを指定してください。

対象 OS は Windows 11 64bit です。自分のファイルだけを探す場合は、標準ユーザ権限で起動できます。管理者権限が必要なファイル(システム配下など)を検索するときは、TMS-GREP を管理者として起動してください。標準ユーザのままでは、該当ファイルは読取エラーになり、中身を検索できません。

インストーラ版とポータブル ZIP 版

項目 インストーラ版 ポータブル ZIP 版
向いている用途 普段使い。スタートメニューから起動したいとき インストールできない端末、USB 運用
導入 セットアップ exe を実行 ZIP を展開し、フォルダ内の exe を起動
更新 起動後に自動更新 手動。新しい ZIP を別フォルダへ展開。設定は自動では移らない(残すなら旧版からコピー)
設定・ログの場所 %APPDATA%\tms-grep exe と同じ階層の data フォルダ

ZIP に含まれる識別ファイル portable-mode.json は削除しないでください。削除すると、設定が別の場所へ保存されます。

最初の使い方

  1. Everything が起動していることを確認します。
  2. ファイル名検索条件を入れます。例: *.mdext:java
  3. ファイル内検索条件を入れます。探したい文字列をそのまま入力します。
  4. 対象フォルダは任意です。空なら Everything のインデックス全体が対象です。
  5. 件数が多そうなときは、先に「候補ファイル取得」で対象ファイルだけ確認します。
  6. 「全文検索」を実行します。確認ダイアログが出たら内容を見て続行します。
  7. 結果一覧で該当行を確認し、必要ならファイルを開くか、コピーします。

ファイル名条件とファイル内条件の両方を入れないと、全文検索は始まりません。正規表現を使うときは、各入力欄の正規表現スイッチをオンにします。

主な機能

ファイル名と本文の二段検索

ファイル名は Everything の構文、本文はアプリ内検索です。フォルダを指定すれば範囲を狭められます。

候補ファイルの先読み

本文検索の前に、ファイル名条件だけで対象一覧を確認できます。大きな検索の前に件数を把握できます。

結果のハイライト

該当行テキストの一致箇所をハイライトします。行番号・列番号付きで一覧できます。

コピー形式

全結果、選択行、パス一覧をコピーできます。既定は grep 互換で、TSV や Markdown にも切り替えられます。

実行中のキャンセル

検索の途中で止められます。すでに出ている結果はそのまま残ります。

設定とキー割り当て

大小文字の区別、候補数の上限、テーマ、ショートカットは設定画面から変更できます。

更新のしかた

インストーラ版は、起動から数秒後と設定画面の「更新を確認」で新しい版を取り込みます。

ポータブル ZIP 版は自動では置き換わりません。新しい版があるときは次の順で更新します。

  1. TMS-GREP を終了します。
  2. このページから新しいポータブル ZIP を入手します。
  3. 新しいフォルダへ展開します。実行中のフォルダへ上書きしないでください。
  4. 旧版の data フォルダを、新版の同じ位置へコピーします。
  5. 新版を起動し、バージョンと設定を確認します。
  6. 問題がなければ旧版フォルダを削除します。

うまく動かないとき

検索ボタンが押せない

es.exe が見つかっていないか、ファイル名条件またはファイル内条件が空です。設定でパスを指定し、Everything が起動しているかも確認してください。

Everything 関連のエラーが出る

Everything 本体が未起動か、インデックスの準備中です。Everything を前面で起動し、しばらく待ってから再実行してください。

読取エラーになり、中身が検索できない

対象ファイルの読み取りに管理者権限が必要なことがあります。TMS-GREP を管理者として起動し直してから、もう一度検索してください。

正規表現なのに *.java で止められる

正規表現モードでは glob 風の書き方を受け付けません。スイッチをオフにするか、.*\.java$ のように書き換えてください。

Windows が「保護しました」と表示する

未署名の exe では SmartScreen の警告が出ることがあります。入手元がこのサイトまたは公式 GitHub Releases であることを確認してから実行してください。

不具合を報告したい

GitHub の Issues へご連絡ください。

入手する

通常利用はインストーラ版、インストール不要ならポータブル ZIP 版です。